「地方創生カレッジin五島」第3回目は12月4日に開講いたしました。
講師に株式会社JTB総合研究所の高松正人氏にお越し頂きました。

第3回目となる今回は「観光危機の特定・減災、危機対応（2）」をテーマに、五島市、五島市観光協会、交通事業者等が参加しました。

冒頭では、事前課題を踏まえ、五島市で災害・危機が発生した場合、島内の観光客・これから旅行を予定している方、
島内の事業者、マスコミ、旅行会社等は、どのような情報を求めているのか、その情報をどのように収集し発信を行うべきか学びました。
また市として「観光危機管理計画」や事業者用マニュアルを策定している沖縄県南城市の取組事例を通じて、
観光危機に予め備えることの重要性を理解して頂きました。
続いて、災害・危機が発生し、島内の旅行者・観光客が帰宅困難になった場合、交通機関が運航再開するまでどこに待機していただくか、
そこまでどのように誘導・移動するか、運航再開後どのような人を優先的に帰宅させるかなど、五島市の実態に即した帰宅困難者対策・帰宅支援について話し合いました。
最後に災害・危機からどのように復興をするか、事例を踏まえながら知識と知見を深めました。

参加者からは、「五島市全体の危機対応への備えを強化するためには、マニュアル作成だけでなく、
民間企業同士の意見交換等を行い、島民への水平展開が必要であることを認識した」とコメントを頂きました。

最終回となる第4回は、1月15日（水）に「危機対応への備え―観光危機管理計画・BCPを作ってみよう」をテーマに開催いたします。
講師は引き続き株式会社JTB総合研究所の高松正人氏にお越し頂きます。

最終回では、これまで学習した内容をふまえ「観光危機管理計画素案」「危機対応マニュアル（簡易版）」を作成し、発表いたします

◆第2～4回　事前学習：「観光地における危機管理体制」講座
https://chihousousei-college.jp/e-learning/expert/sectoral/tourism/111.html