- 地方創生カレッジ講座情報
地方創生カレッジ研修 第二回目を実施しました
日本観光振興協会 観光地域マネジメント担当 | 2021-01-22 10:09:42
研修名:「地方創生カレッジfor観光人材 コロナの時代を生き抜く観光地経営戦略を再考する」第二回目
開催日時:2021年1月13日(水)13時30分~16時
開催場所:オンライン上(Zoom使用)
第二回目の今回は、以下の流れに沿って研修を実施いたしました。
1.講義①「地域課題・国内観光の現状と把握」/安本講師(日本観光振興協会 総合研究所 副所長)
まず、前回受講生の皆様から提出いただいた、ご自身の地域の課題をテーマごとにまとめたものをご紹介しました。受講者から提出された課題はそれぞれ以下のカテゴリに分けることができました。
・観光客の動向(需要の平準化・参加形態別動向)
・観光消費額
・観光資源の魅力
・旅行形態・来訪目的
・滞在時間・通貨型から滞在型へ
・組織運営・連携
このうち、上位2つの「観光客の動向(需要の平準化・参加形態別動向)」と「観光消費額」に関しては、データから原因、対策を導き出すことが可能であることを説明し、さらに今後どういったデータを使用して傾向をつかんでいくべきかなどについて提案しました。
2.講義②「変化に負けない観光地経営とは」+個人ワーク /古賀講師(松陰大学観光メディア文化学部観光文化学科 教授)
次に、古賀講師より以下の内容で講義いただきました。
1. コロナ禍における気づきと受入体制の方向
今回のコロナ禍において以前よりさらに問題視されている人材や資金の不足、地域間の連携不足の問題に触れ、この点を強化することで強い組織づくりや持続可能な観光地づくりを目指す必要があると述べました。
2. 観光計画について
まずは観光計画の手法の種類や経緯について説明しました。基本的な流れとして、今回の研修で実際に受講者の方に行っていただいている、第一回研修で行った課題の整理、そして今回の第二回研修の中で行う、目指すべき観光地の姿の設定やそのための事業計画についての検討、という全体の流れについて解説しました。
3. 観光計画の基本的な流れ
その後、事前に受講者にお配りした「提案・事業計画作成ワークシート」を題材に、20年後の地域の目指すべき姿や、それを達成するための目標設定などについてご説明いただきました。そのあと予定ではワークシートに記入いただく個人ワークの時間を取っておりましたがスケジュールの都合上時間をあまり取れなかったため、受講者には記入可能な部分のみ記入いただきました。
3.グループワーク
前回と同じグループに分かれ、直前にそれぞれで作業したワークシートについての発表や意見交換を行いました。まずは冒頭5分ほど時間を取り直前の個人ワークで作業したワークシートを可能な範囲で埋めていただきました。その後はお一人お一人から発表をいただきました。様々な地域から受講生に参加いただいている本研修の特徴を生かし、他のメンバーの地域が抱える課題について意見を言っていただくなどの機会もありました。
4.講義③「地域事例の紹介 秋田犬ツーリズム」/櫻井氏(秋田犬ツーリズム CFO)
北秋田エリアで活動されている秋田犬ツーリズムより、櫻井氏にご講演をいただきました。櫻井氏からは、地域内の課題と基本戦略への反映への流れや実際に実施した事業をご紹介いただきました。
講演後質疑応答の時間をとり、4名の受講者から質問がありました。現在秋田犬ツーリズムは4つの地域を統括していますが、それに対して「今後地域を増やす予定はあるか?」という問いがありました。櫻井氏からは「自分たちが、この地域は一緒にプロモーションを、と決めるのではなく来訪者がどことどこをセットと考えるかだと思う。県外の地域と連携、という可能性もある。」とお話しいただきました。実際に現場に立ちデータを活用して事業を展開することでDMOを牽引している櫻井氏のお話は、受講者からも大変参考になったという声が聞かれました。
次回の第三回目研修は、2月3日(水)を予定しております。
<お問い合わせ>
公益社団法人日本観光振興協会
観光地域づくり・人材育成部門
観光地域マネジメント担当 岩本・月性
kokunai@nihon-kankou.or.jp
開催日時:2021年1月13日(水)13時30分~16時
開催場所:オンライン上(Zoom使用)
第二回目の今回は、以下の流れに沿って研修を実施いたしました。
1.講義①「地域課題・国内観光の現状と把握」/安本講師(日本観光振興協会 総合研究所 副所長)
まず、前回受講生の皆様から提出いただいた、ご自身の地域の課題をテーマごとにまとめたものをご紹介しました。受講者から提出された課題はそれぞれ以下のカテゴリに分けることができました。
・観光客の動向(需要の平準化・参加形態別動向)
・観光消費額
・観光資源の魅力
・旅行形態・来訪目的
・滞在時間・通貨型から滞在型へ
・組織運営・連携
このうち、上位2つの「観光客の動向(需要の平準化・参加形態別動向)」と「観光消費額」に関しては、データから原因、対策を導き出すことが可能であることを説明し、さらに今後どういったデータを使用して傾向をつかんでいくべきかなどについて提案しました。
2.講義②「変化に負けない観光地経営とは」+個人ワーク /古賀講師(松陰大学観光メディア文化学部観光文化学科 教授)
次に、古賀講師より以下の内容で講義いただきました。
1. コロナ禍における気づきと受入体制の方向
今回のコロナ禍において以前よりさらに問題視されている人材や資金の不足、地域間の連携不足の問題に触れ、この点を強化することで強い組織づくりや持続可能な観光地づくりを目指す必要があると述べました。
2. 観光計画について
まずは観光計画の手法の種類や経緯について説明しました。基本的な流れとして、今回の研修で実際に受講者の方に行っていただいている、第一回研修で行った課題の整理、そして今回の第二回研修の中で行う、目指すべき観光地の姿の設定やそのための事業計画についての検討、という全体の流れについて解説しました。
3. 観光計画の基本的な流れ
その後、事前に受講者にお配りした「提案・事業計画作成ワークシート」を題材に、20年後の地域の目指すべき姿や、それを達成するための目標設定などについてご説明いただきました。そのあと予定ではワークシートに記入いただく個人ワークの時間を取っておりましたがスケジュールの都合上時間をあまり取れなかったため、受講者には記入可能な部分のみ記入いただきました。
3.グループワーク
前回と同じグループに分かれ、直前にそれぞれで作業したワークシートについての発表や意見交換を行いました。まずは冒頭5分ほど時間を取り直前の個人ワークで作業したワークシートを可能な範囲で埋めていただきました。その後はお一人お一人から発表をいただきました。様々な地域から受講生に参加いただいている本研修の特徴を生かし、他のメンバーの地域が抱える課題について意見を言っていただくなどの機会もありました。
4.講義③「地域事例の紹介 秋田犬ツーリズム」/櫻井氏(秋田犬ツーリズム CFO)
北秋田エリアで活動されている秋田犬ツーリズムより、櫻井氏にご講演をいただきました。櫻井氏からは、地域内の課題と基本戦略への反映への流れや実際に実施した事業をご紹介いただきました。
講演後質疑応答の時間をとり、4名の受講者から質問がありました。現在秋田犬ツーリズムは4つの地域を統括していますが、それに対して「今後地域を増やす予定はあるか?」という問いがありました。櫻井氏からは「自分たちが、この地域は一緒にプロモーションを、と決めるのではなく来訪者がどことどこをセットと考えるかだと思う。県外の地域と連携、という可能性もある。」とお話しいただきました。実際に現場に立ちデータを活用して事業を展開することでDMOを牽引している櫻井氏のお話は、受講者からも大変参考になったという声が聞かれました。
次回の第三回目研修は、2月3日(水)を予定しております。
<お問い合わせ>
公益社団法人日本観光振興協会
観光地域づくり・人材育成部門
観光地域マネジメント担当 岩本・月性
kokunai@nihon-kankou.or.jp
■この投稿へのコメント