地方創生「連携・交流ひろば」 | 地方創生のノウハウ共有掲示板と実践事例紹介全国で活躍する地方創生専門人材-学びと実践の事例-専門人材32:1つの学問がさまざまな職業で生きることを知った「学問カルタ」/好きなこと・興味のあることから職業を模索してみたい

住民組織の強化から始まる歴史的まちづくり

住民組織の強化から始まる歴史的まちづくり

野坂さん


氏名

野坂 夏基さん(のさか・なつき)
所属 埼玉県立秩父高等学校2年
プロフィール 埼玉県横瀬町出身。埼玉県立秩父高等学校に在学中。硬式野球部副部長であり生徒会役員を務める。地方創生への関心は中学時代、横瀬町のスーパー公務員の田端将伸さんの講演を聞いたことから。地元を舞台にしたアニメの公式グッズ販売、総合的な探究の時間での地元の放置竹林の問題への取り組みや「ちちぶ郷土かるた」の制作イベントの開催、本ワークショップへの参加などを通して学びの方向性が地方創生へと明確になった。


1つの学問がさまざまな職業で生きることを知った「学問カルタ」/好きなこと・興味のあることから職業を模索してみたい

NEW! 2026.03.23公開 
 

金城さん、野田さん、喜久川さんは、世界文化遺産に登録された『琉球王国のグスク及び関連遺産群』の一つである「首里城」の近くにある、首里東高校の1年生。福祉活動・教育活動に熱心な那覇市首里地域で、地域の人と触れ合いながら、将来の学びや夢について考え始めたところです。気づきや心境の変化もあった「学問カルタワークショップ」の体験を中心にお話を伺いました。

 

何のために働くか、ヒントをくれた「学問カルタ」

──高校の同じクラスで学んでいるみなさん。昨年11月に、カルタを楽しみながら学問分野を幅広く知る「学問カルタ」のワークショップに参加してくださいました。気づいたことはありましたか。

野田:思っていたより学問の種類が大量で、驚きました。学問カルタは、研究のテーマが書かれた台紙に、学問名とその説明が書かれたカードを置いていくので、何を学んだり研究したりするかというところから考えられるのが新しい感覚でした。
金城:友達と進路や将来の夢について話をすることはあまりないので、明るいキャラの友達が心理学に興味を持っていたりして、心に秘めていることもあるんだなと発見もありました。
喜久川:数学は理工系だけじゃなく、経済、社会、農業などにも関連していました。ふだん計算したり、図や公式を使って解いたりしているけれど、学ぶ意味が分かったりもしました。


首里東高校_ワークショップ.jpg

学問カルタワークショップin沖縄県立首里東高等学校


──学んでみたい学問は見つかったでしょうか。

野田:私は、もともとは工業系の学問が気になっていたんですけど、学問カルタをやってみて、みんなを後ろから支えるのもいいなと考え始め、農業系に関心が出てきました。「食」は生きていくために誰にも必要なことなので。農業系でも3~4種類くらいに分かれていたので、これから詳しく調べていきたいです。
金城:私は中学の頃から経済についての授業が好きなんですが、学問にどうつながるかはわからなかった。学問カルタで経済系の学問の研究テーマがいろいろ出てきて、より興味が出ました。
喜久川:僕が気になったのは音楽と考古学です。音楽は、軽音楽部に所属していてずっと好きなことなので。考古学は、考古学を扱った漫画を読んだことから。昔に作られた建造物とか、人が作ったものに興味があるので、そこから人類の歴史をひも解いていく考古学はとても面白そうです。



学んだ先に自分にできることは?

──「好き」なことは、進路を考える第一歩になりますよね。みなさん、学問カルタが将来を考えるきっかけになったようですが、これからどこでどんなふうに学んで、それを職業に結び付けたいかということを考えたりしていますか。

金城:私は「経済学」で経済活動の循環などを学んで、経済を回していけたらなと思っています。
喜久川:音楽も考古学も「好き」というキーワードから挙がってきた学問で、上の学校でそれをどんなふうに学べるか、仕事にどう結び付けられるのかはこれからゆっくり考えていきたいと思っています。音楽活動は大学に行っても続けたい。今はバンドでベースを担当していて、これから曲づくりもやって、いいものを届けられたらいいなと思っているんです。
野田:今は高校で教科の勉強をしっかりやって、県内の大学に進んで専門的な知識を身に着けたい。将来は親のためにも自分のためにも、沖縄で働きたいです。持続可能な農業の取り組みとかに興味があり、沖縄で自給自足できるような環境をつくってみたい。


──みなさん、沖縄への愛着があるんですね。地域の活動などに参加した経験はありますか。

野田:首里東高校から大学に進学する先輩は県内が多いです。県外でバリバリ働きたいという友達もいるけれど、やっぱり私は沖縄で働きたい。自然が近いし緑も水も豊富。虫もいっぱいいる(笑)
喜久川:特に海は自慢。僕が海の生き物が好きなので、魅力を感じます。
野田:学校の生徒会活動でやっている地域美化活動は、地域活動といえるのかな。
喜久川:美化活動で、地域の保育園にも行きました。首里周辺には福祉関連の組織や施設がたくさんあって、首里城でライブイベントをやったときは、美化活動で伺った保育園の園長先生が所属する地元の若杉福祉会の方が沖縄の軽音楽を盛り上げようという活動をしていました。素晴らしいことだと思いました。僕も好きなことで地域にかかわって、町を元気にしていきたいです。


──地域創生のロールモデルとの出会いもあるようですね。地方創生カレッジでは、地方で事業を行うときに必要な人材を育てたり、必要な知識を身に着けてもらうためのeラーニング講座も行っているんですよ。

金城:学問カルタのワークショップで知りました。スマホでできるのがいいですよね。
野田:まだ体験していないんですけど、農林水産系の講座もたくさんありますよね。興味のある講座を見つけてやってみたいです。

──情報を手に入るトレーニングにもなると思います。どうぞ活用してみてください。

金城さん、野田さん、喜久川さんのプロフィール画像

金城 史貴さん
(きんじょう・ふみき)

野田 健斗さん
(のだ・けんと)

喜久川 陽春さん
(きくがわ・ひはる)

沖縄県立首里東高等学校1年

[プロフィール]
三人とも那覇市首里地区出身。歴史も自然も豊かな首里の町でのびのびと学校生活を送る沖縄県立首里東高等学校の1年生。特進クラスで学ぶなか、学問カルタを体験し進路や将来の夢について構想し始めた。金城さんは現在バレーボール部、喜久川さんは中学校から軽音楽部に所属し、現在も軽音楽部でベースを担当。

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